僕の気楽飛歩(きらくとんぼ)日記

戦中派老人の赤裸々な日記から

男の約束

 5歳の孫を塾へ連れて行こうとしたら頑として動かなくなった。無理に抱きかかえて家から出したが自転車に乗らない。このままでは無理に連れて行っても教室に入らなのは目に見えている。

「爺ちゃんと男の約束をしようか」と言って孫の好きな恐竜の骨のおもちゃを買うと言ったら機嫌を直して熟へ行った。

 送り届けての帰りに約束の品を買って帰ったら女房が怒り出した。そのうち仕事から帰ってきた娘までも「そんなことしたらくせになる」と言うしまつだ。

 夜、娘から電話があった。

「塾ではまじめにしていたと先生が言っていた」

 そして、孫に替わった。

「爺ちゃんごめんなさい」

 おもちゃはしばらく自分が預かると娘が言ったので

「今日渡してくれ、本人と約束したのだから」

 と僕。

「分かった、そうする」

 娘が折れて一件落着だ。