僕の気楽飛歩日記

戦中派老人の赤裸々な日記から

家族葬

 二年前まで同じウォーキッググループに属していた女性のご主人が亡くなったことを聞いた。

家族葬にしていたのに元グループの三人が参列してくれたが迷惑だった」

 と主人を無くした女性が言っていたと話題になった。

「誰にも言うな、家族だけで済ませ」と言う故人の意思により家族葬にしたのだから、そっとしておいて欲しかった。というのが本音らしい。

 数年前、町内の男性が亡くなったとき、故人の友人が通夜に行ったら、「家族葬ですから」と焼香さえさせてもらえなかったことがある。

 月参りでわが家へ来ていただいたお坊さんに、このことを話したら、「たとえ家族葬であっても知人がお参りすることは大切なことです」と言っておられた。

 昨年の暮れ、近所の知人が亡くなった。

家族葬にします」と聞いて町内からは誰も参列しなかった。

 僕も行かなかった。他人の葬儀に参列する心の負担を考えて、助かったと思った。

「やはり、家族葬なら式場には行くべきでない」

 わが家の結論だ。

 後日、「業界の人が30人ぐらい来てくれた」

 と、家の人が話していた。

「行くべきだったのか」

 女房と話したが、

家族葬は身内だけで送りたいとの意思だから行くべきではない」

 女房の考えは簡潔だ。

 

「俺のときも家族葬にしろよ」

 誰にも迷惑はかけたくない、あらためて女房に念押しをした。