僕の気楽飛歩日記

戦中派老人の赤裸々な日記から

自分の仕事

「お父さん、ちょっときて」

 隣の部屋でテレビを視ていた女房が僕を呼んだ。

「なんや」

「この扇風機変やろ、えらい振動がでてるで」

 見ると確かに振動が出ている。

 前ガードと羽根を外すと、後ろガードを締め付けるネジが緩んでいた。

 ネジを絞めて元どおりに組み立てると振動はなくなった。

「こんな簡単なこと、変だと思ったら自分でも分解して直すことできるのに、俺を呼ぶ必要があるか」

「わたしの仕事と違う」

 女房は当然のように言い切った。