僕の気楽飛歩日記

戦中派老人の赤裸々な日記から

大きな忘れ物

 昨日、早朝ウォーキングしていると、僕と同年代の女性二人組が対向してきた。そのうちの一人は数年前まで僕と一緒に市の短期アルバイトをしていた同僚だ。

 僕より10歳は若く見える女性だった。

「おはよう」

「おはよう」

 互いに挨拶を交わしてすれ違った。そのとき、

「相変わらず大きな忘れ物をしている人だな」

 僕がボソッと言った。

「なによ!」

 すでに後方になった彼女が立ち止まって僕を振り返った。

「トシ(年齢)!」

 僕は振り向きもせず大きな声で言った。

「あっははは…」

 彼女も大きな声で笑いながら遠ざかって行った。