僕の気楽飛歩日記

戦中派老人の赤裸々な日記から

迂闊だ

 先日温泉へ行ったときのこと、舗装してない駐車場へ車を入れようとしたらガツッと後部の底が地面に接触した音がした。

 車を駐車スペースに停めて、なんで擦ったのかと見ると駐車場に溜まった水を抜くために付けた浅い溝だった。そのとき、僕の後に入った車から降りてきた男性が車のマフラー先端の部品が落ちているのを見つけた。

「誰もが底を擦るんだな」

 僕は自分の車が擦ったことは仕方ないことだったと納得した。

 男性は別の車の邪魔にならないよう、足でマフラー部品を山際に移した。 

3日後の日曜日、車の洗車をしていると、車の後部両サイドに出ているマフラーの一方の先端部が無くなっていることに気づいた。

「しまった、温泉の駐車場に落ちていたマフラー部品は僕のだ」

 それにしてもあの時、自分の車が擦った音を聞いているのに、落ちているマフラー部品が自分のだと気づかないなんて呆れる迂闊さだ。

 部品とはいえ新しいのを付けるとなると1万円近い値段がするだろう、いや万円を超すかもしれないと、回収に行くことにした。

 片道1時間を費やして現地に行っても、もう4日もたっているから無いおそれもあるがとにかく行ってみることにした。

 マフラーはそのまま残っていた、壊れてもいなかった。