僕の気楽飛歩日記

戦中派老人の赤裸々な日記から

漬物

 毎週のように農産物直売所へ行っている。

 ここには採りたての旬の野菜がある。

 かって、農協が農業従事者を保護する理由で販売を統制していたころ、消費者に届くまでに数日かかっていた。だから、大根のように葉がすぐに枯れるようなものについては切払って売っていた。

 今、直売所は朝取り入れた物をその日に出している。大根には土が付き青々とした葉っぱも付いている。この葉っぱを塩で漬けた一夜漬けは僕の好物だ。

 冬には大根菜、高菜、辛子菜、春には菜花、夏のキュウリ、ナス、ウリなどが並ぶ。

 だが、高菜と辛子菜の区別は見た目では分からないのでまちがうこともある。あるとき、生産者に直接聞くと「私も分からない、でも種のときから別々に売っている」との返事がきた。高菜と思って漬けても食べたらピリッと辛く辛子菜だったということもあるが、それもまた楽し。

今年の夏は青ウリ、白ウリ、絹ウリを週替わりで漬けた。秋になると大根の間引き菜が美味くなる、これらを漬けるのは僕だ、自分の食べたいものを自分で選んで漬ける。

 女房は、ナス、キュウリ、大根のヌカ漬け担当だ。

 わが家の食卓に漬物が切れたことは無い。

 さらにもう一つ、我が家自慢の漬物がある、ウリの酒粕漬けだ。

 毎年夏になり、ウリが出ると10本ほどの青ウリを買い、2つに縦切りにして塩を舟盛りに詰めて桶で3日ほど漬ける。4日目、桶から出したウリを1つずつタコ糸で物干し竿に吊って陰干しする。3、4日干してから桶の酒粕の中に移して1カ月ほど漬けたあと取り出して新しい酒粕に入れ直して翌年春ごろまで涼しい場所に保管しておくと出来上がりだ。このとき酒粕の中にザラメ糖を混ぜておくと奈良漬と同じものができる。

これは僕の幼少期に祖母が作っていたのを思い出しながら作ったものだ。

 

 直売所に並んでいる野菜を見ているとそれぞれの旬が分かる。野菜や果物は旬の時季に食べるのが一番美味しい。