僕の気楽飛歩日記

戦中派老人の赤裸々な日記から

ドライブ

 

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7月26日(火)

 今回は女房とその友人3人を含めて5人のグループ旅行になった。運転者は僕だけで完全なアッシーだ。

 朝8時、家を出発して兵庫県越知川渓谷のふるさと村をめざした。2時間ほどで着く予定である。ところが雨の影響を受けてか中国道は2か所で事故渋滞。結局、中国池田から吉川JCTまで予定より2時間オーバーだ。

「お前のせいで何百台の車両が渋滞に巻き込まれる被害を受けているんだぞ」

事故車両の横に立っている運転者らしき人物を見ても同情する気は起きない、文句を言ってやりたいぐらいだ。

 小雨が降り続いているため、渓谷の観光スポットも車窓から眺めるにとどめ、12時過ぎにふるさと村の食事処に着いた。十割ソバで有名な店である。薬草の天婦羅付きだ。出てきた天婦羅の食材が分からないので、暇そうに立っている店員を呼んで説明してもらうとドクダミ、オオバコ、ゲンノショウコヨモギ等であった。

 薬草独特の臭いや苦みもなく上品な味に皆が感心し驚いている。ソバは小麦粉のような繋ぎが入っていないため箸でつかむとすぐ切れてしまうが味はいい。

13時、食事処を出発、元来た道を神崎町まで下ってから朝来まで播但自動車道を走り、国道429号に入った。神子畑鉱山跡を過ぎると狭い山道にかかった。ところがカーナビでは交通止のマークが付いている。

「困った、どうするか」

 皆で「どうしょう」と言っているとき、一台の乗用車が下ってきた。

「すみません、この道は通過できますか」

 呼び止めて聞くと、「大丈夫ですよ」との返事。

「行くぞ山岳ドライブだ」

意を決して薄暗い杉林の中に突入だ。

道は狭く曲がりくねりながら上っている。

「対向車が来たらどうするんだろ」

同乗の女性が後部座席から心配したとたん前方から1トントラックが対向してきた。だが運よくそこは対向車すれ違いのための幅広部分だ。

「よかった、あのトラックが来たということは、それほど狭い場所は無いと言うことやな」

 僕らは俄然勇気を取り戻したが、道はくねくねと曲り狭い。

「この道は国道やな」

ぼやくことしきり。

 やっとのことで姫路から鳥取へ通じている国道29号に出た。

 道の駅で休憩し、再度429号で千種町をめざした。ここからは道も広く山はトンネルで抜けるためスイスイだ。

関西ではほとんど聞くことのなくなったヒグラシ蝉が鳴いている。

 あっという間に千種町に着いた。山をもうひとつ越えれば今日の宿泊地岡山県後山地区である、10分ほどしかかからない。そのまえに町営の温泉で今日の入浴とするべしと駐車場に入ったが本日休館だった。しかたない、県境の山を越えて後山地区にある温泉で入浴した。

 宿に着いたのは5時過ぎだった。

 この宿は農家民宿として1軒1組限定の貸切宿だ住民もいない。自分たちで鍵を開けて家に入る。

 家に着いてしまえば僕は大将だ、何もせず女性陣が支度をするバーベキューを待つだけである。

 女性陣にかしづかれ、ワイワイ騒ぎながら食事が終わると僕は自分に与えられた二階の部屋でのんびりしている。夜遅くまで話し込んでいる女性陣の声もそれほど気にならない。

 7月27日(水)

 「昨日はドライブだけで観光もしていない」とぼやく女性陣に尻をたたかれ鳥取県浦富海岸遊覧船に乗ることにした。

 09時15分宿を出発、鳥取道経由で1時間10分で船乗り場に着いた。昨夜「明日は09時に出発する」と言っていたが無視されて15分遅れだ。

 夏の日本海は波も静かで快適な時間を過ごした後は、船乗り場にある食堂で白イカ定食に舌鼓だ。鳥取市内の賀露漁港でイカ丼を食べる予定にしていたが急遽変更したものである。

 その後賀露市場で新鮮な魚介類をゲットしてから最終目的地の大江の郷自然牧場で名物のパンケーキを賞味すべしと立ち寄った。

 14時40分に着いた。7番目の順番待ちだった。ところが店員の動きが悪いのだ。テーブルは満員なのだがすでに飲食を終えて店を出ているのにいつまでたっても片づけない、店員は若い女性ばかり5,6人いるのにだれも片づけようとしない。僕のグループは大阪のおばちゃんばかりだ、「何をしているんだろう、さっさと片付けて次の客を通せばもっともっと店の回転がよくなるのに」「ひとり、片づけ専用の店員を置けば早いのに」「店員を指図するリーダーがいない」とぶつぶつ。

30分待ってやっと席に着いた。

「注文を受けてから素地を練って焼きますから30分待っていただきます」

注文を受けに来た店員の説明に唖然。

「それなら待っている間に注文を聞いて造り始めればいいのに」

 ぶつぶつの再開だ。それでも店員に直接言わないからまだましだ。

 やっと目的としたパンケーキを食べ終わったのが16時すぎだった。2時間近く費やしたことになる。

「もう二度と来ないぞ」

 と息巻く僕。

「美味しかった、待ったかいがあった、もういちど来たい」

 満足している女性陣。

「さあ、大阪まで一気に帰るぞ」と中国道に入ると25キロの渋滞になっている。

 皆が消沈。それでも走っているうちに、渋滞が18キロになり13キロ、8キロとどんどん減ってきて宝塚まで2時間遅れで帰ってきた。

「よかった、よかった、25キロ渋滞なら家に帰り着くのは夜中になるところだった」

饒舌を取り戻したおばちゃんグループ。

ワイワイ騒ぎながら2日間のドライブを終えた。